今期、最後の定例会でした。
3・11東日本大震災の影響で行政の災害対策のため、
予算特別委員会を3日間から1日に短縮させ、精力的に予算審議を行いました。
最終日の私ども日本共産党の反対討論をご紹介します。
2011年第一回定例会 日本共産党反対討論
それでは、日本共産党を代表して議案第3号平成23年度函館市国民健康保険事業特別会計予算、議案第24号函館市職員定数条例の一部改正についての議案に反対する討論を行います。
まず、議案第3号平成23年度函館市国民健康保険事業特別会計予算について述べます。全国でも国民健康保険料が高く、病院にかかれず命さえも奪われているという状況が大きな問題となっています。
今、定例会でも函館市の国民健康保険料が高いと言うことが明らかになりました。4人家族で所得300万円の場合で比較しますと札幌市 は45万6500円、大阪市 は42万8700円、福岡市 は46万8000円、函館市 は53万8590円と非常に高額です。
さらに平成21年度決算で北海道の主要都市の一人当たりの保険料で比較しますと一番高い旭川市 が10万3129円、二番目に高いのが函館市 で9万6063円です。旭川市は、23年度には1世帯2万856円、釧路市では1世帯8200円の引き下げが予定されています。そうなると、函館市 は北海道の主要都市で一番国民健康保険料が高い地域となります。
私たちは、他都市でも実施しているように、国民健康保険料の減免制度を充実させ、保険料を納めることのできない市民に手を差し伸べるよう提案し続けてきました。又、保険料を引き下げるためには一般会計からの繰り入れが必要という提案もしてきました。しかし、残念ながら実施にいたってはいません。来年度予算でも、国保料は値上げとなります。よって、私たちは、議案第3号平成23年度函館市国民健康保険事業特別会計予算に賛成することはできません。
次に、議案第24号函館市職員定数条例の一部改正についてです。この議案には、湯の川保育園と深堀保育園の2園統合による民営化に伴う職員の定数削減が盛り込まれています。私たちは、この間、一貫して公立保育園の民営化については反対してまいりました。したがいまして、今回の議案についても賛成することはできません。
以上、議案第3号、第24号に反対する理由を申し述べて、日本共産党を代表しての討論を終わります。
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