2012年11月19日月曜日

【函館】待望の病児保育室「りんごっこ」オープン!!


病児保育室「りんごっこ」が、2012年11月21日オープン!!

オープン前に施設を見学してきました。

2011年第一回定例会で、保育連絡会が提出した

『病児・病後児保育の充実を』という陳情が

全会一致で採択されました。

函館市内の子育てパパ・ママが

待望していた病児保育室が

11月21日オープンします。

あんざい先生、ありがとうございました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 
本通3-26-8 電話:76-3210)

定員:4人/日 対象:生後6ヶ月~小学3年生 料金:2000円/日 
 
*原則として利用日前日までにあんざいクリニックを受診した上での予約が必要だそうです


診察室

道路に面したお部屋

ドアの向こうにはおもちゃなどが入っていました

洗面台

子ども用のおトイレです


少し大きい子用のおトイレです

オゾン洗濯機?

2011年の病児・病後児保育の市戸ゆたか一般質問をご覧ください。

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フォームの始まり
2011年 第1回 2月定例会  03月03日

■市戸ゆたか
 大きな3つ目は、子育て支援としての病児・病後児保育の充実についてです。
 12月の議会でも質問いたしましたが、子育て世代にとって今切実な問題として、病児・病後児保育の充実が求められています。現状を整理しますと、函館市では病後児保育として函館厚生院に委託をして、函館五稜郭病院で定員6名の病後児保育が実施されています。利用料につきましては1日2,000円、所得税非課税世帯は1,000円、市民税非課税世帯や生活保護世帯は無料です。さらに、函館市社会福祉協議会に委託しているファミリー・サポート・センター事業では、病児・病後児の預かりを実施しています。利用料は30分350円、1日8時間として計算しますと5,600円、今年度からひとり親世帯や市民税非課税世帯、生活保護世帯は250円となりましたので、同じく1日8時間で計算しますと4,000円です。
 改めて何点か質問いたします。

 初めに、病児保育と病後児保育の概念についてお聞きします。
 私は、子育て支援にとって、ファミリー・サポート・センターの役割は極めて重要だと考えます。この間の活動件数と、病児・病後児の受け入れ数の推移をお知らせください。
 また、病児・病後児の受け入れに当たって、サービス提供会員さんの御意見などをどのように把握しているのでしょうか、お聞きいたします。

 函館市の病児・病後児保育の課題として、私は、病気の子供さんを安心して保育できる病院併設型での病児保育を真剣に検討していかなければならないと考えますが、市長の見解をお聞きいたします。
 
□市長(西尾正範) 
次に、大綱の3点目の子育て支援としての病児・病後児保育の充実にかかわって、病児保育の課題と今後についてのお尋ねですが、病院や保育所などの施設で病児保育を実施する場合においては、国の補助基準では、保育士のほかに病児の看護を担当する看護師の配置が必要となります。で、保育室と別に、静養または隔離の機能を持つ安静室も必要となってきますので、こうした基準を満たすということがなかなか難しいという課題があるものと考えております。
 今後の病児保育につきましては、こうした課題を踏まえながら、受け入れが可能な施設があるのかどうか、ファミリー・サポート・センター事業の利用が現在ふえてきてるという状況もありますので、そういう現状も踏まえて、望ましい姿についてさらに検討してまいりたいと考えております。
 
□福祉部長(川越英雄) 
大綱の3、子育て支援としての病児・病後児保育の充実につきまして、私から3点御答弁をさせていただきます。
 まず、病児保育と病後児保育の違いについてのお尋ねでございますが、病児保育と病後児保育はともに、保護者の就労等の理由により家庭で保育を行うことが困難な場合に、病院、保育所等に併設された専用スペースで一時的に保育するものでありますが、病児保育は、児童が病気で回復期に至らない場合に行うものであり、病後児保育は、児童が病気回復期にあり、かつ集団での保育が困難な期間において行うものでございます。
 次に、ファミリー・サポート・センターの活動件数等についてのお尋ねでございますが、活動件数につきましては、平成19年度が4,837件、平成20年度が5,890件、21年度が6,329件でございます。このうち病児・病後児の預かり件数は、19年度が255件、20年度が195件、21年度が245件となっております。
 次に、病児・病後児にかかわりまして、提供会員からの声をどのように聞いてるかというお尋ねでございますが、ファミリー・サポート・センターにおきましては、提供会員は病児・病後児の受け入れに関し、事前に専門的な内容の講習を受けておりまして、実施に当たりましては、必要に応じ、医療アドバイザーの医師の助言を求めた上で受け入れを行っているところでございます。提供会員からは、特に病児・病後児の受け入れに関して困っているという声はお聞きはしておりませんけれども、病児・病後児の受け入れを含めたファミリー・サポート・センターの運営に関しましては、今後、アンケート調査などについても取り組んでまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。


■市戸ゆたか
12月の議会でも質問させていただきました。それで、今、函館市内では、先ほどもお話ししましたけれども、五稜郭病院では病後児保育、そしてファミリー・サポート・センターでは病児・病後児の預かりを行っているということなんですけれども、そのほかに病児・病後児保育を行っているところがあるのか、そして近隣の地域はどういうふうになっているのか、お知らせください。


□福祉部長(川越英雄)
病児・病後児保育の実施状況についてのお尋ねでございます。
 市内におきましては、市戸議員御指摘のとおり、五稜郭病院において病後児保育、そしてファミリー・サポート・センターで病児・病後児預かりを行っているところでございます。近隣地域におきましては、北斗市が病児・病後児保育を北斗市内の民間診療所1カ所で実施してございます。また、ことしの秋ごろには七飯町においても民間診療所で1カ所開始する予定というふうにお聞きをしてるところでございます。
 以上でございます。


■市戸ゆたか
そうなんですよね。病院併設型は、函館市ではないんですよ。だけども、七飯町と、七飯町は秋からですね。北斗市はもうできてるということで、函館市がないという実態ですね。
 それで、私はこの病児・病後児保育を充実させていくために、福祉部はどういうふうに考えているのかなというふうに思います。そして、子育てしている親たちはどういう病児・病後児保育を望んでいるのかということをきちんと把握してるのかなというふうに思いますが、いかがですか。


□福祉部長(川越英雄)
病児・病後児保育の必要性、そして保護者の要望等についてのお尋ねでございますが、病児・病後児保育は、子供が病気の際に保護者の就労等の理由で自宅での保育が困難な場合の対応として、安心して子育てができる環境づくりの観点からも必要であろうと、このように認識をしてございます。また、16年3月に、次世代育成支援行動計画を策定する際に、次世代育成支援に関するニーズ調査を行ったところでございますが、その時点では7割以上の方が保育所や医療機関での病児・病後児サービスを望んでいると回答をしているところでございます。
 以上でございます。


■市戸ゆたか
子育てしている親たちの7割以上が病児・病後児保育で病院型もしくは保育所併設を望んでいるということなんですけれども、今、民間の保育園でいろいろこの病児・病後児保育のアンケートをまさしく今とってる最中だということで、ちょっとだけお借りしてきたんですけれども、紹介したいなあというふうに思います。
 まだ最終集計はしていないので、アンケートの中身だけ紹介させていただきますけれども、ファミリー・サポート・センターを利用した方は、非常に100%と言っていいほど満足しております。ただ、料金が高いので、なかなかファミリー・サポート・センターを利用するというところまでいかないという、そういうちょっと問題点もありますけれども、ここのアンケートでもこういうふうに書いてますね。ファミリー・サポート・センターを利用されたことがありますかということで、会員さんを探してくれて、できる限り急な病気に対応してくれるのでとても助かりました。ただ、料金が私の時給より高いので、赤字ですと。何のためにここまでと思うんだけれども、やっぱり首にならないためだというふうにこの方は書いております。で、病児・病後児保育施設をやっぱり切に願いたいと。料金は1日、例えば朝の7時から夜の6時まで2,000円前後で、個人病院でもよいので、小児科のそばなどにお願いしたいと。市内何カ所かあればすごく助かりますと書いてますね。

 ということだとか、あと、ファミリー・サポート・センター利用したけれども、とてもよかったと。ただ、やはり料金が自分の時給と同じということもあって、なかなか利用する機会がないというふうに書いております。この方は以前、東京都品川区に住んでいたことがあるらしくて、そこで保育園の施設を利用して病後児保育をしていましたと。認可保育園に通っている子供なら料金も要らなかった。病児保育はやはり病院に併設されることが望ましいと。難しいとは思いますけれども、小児科の病院内とか、やはり近所にあればうれしいと思うというような内容も書かれております。
 それと、こういうのもありました。五稜郭病院の病後児保育、手続が面倒だという内容も書いております。
 ということなど、いろいろアンケートが寄せられてきてますけれども、やはりファミリー・サポート・センター、非常にいい制度があるんだけれども、やはり料金が高いというのが何人かのアンケートの中でもちょっと浮き彫りになってきているなあというふうに思うんですが。
 それで、私も12月議会で質問させていただいて、その後、福祉部としてどういうような取り組みをしてきたのか、そこら辺教えていただけますか。


□福祉部長(川越英雄)
病児保育に向けての取り組みについてのお尋ねでございますが、ことしに入りましてから、市内の主な医療機関と病児保育の実施の可能性についてお話を伺ってきたところでございますが、現状におきましては、感染症に対応できる専用室の確保等が困難であるとのそれぞれ御見解をいただいているところでございます。
 以上でございます。


■市戸ゆたか
非常に難しい問題ですよね。相手が必要ですから。

 それで、何でこんなに病院併設型が難しいのかなあというふうに思うんですが、やはりいろんな資料を見ますと、こういうふうに書いてます。病児保育は児童福祉法に基づく事業として補助金が出され、国と都道府県、市町村が3分の1ずつ負担、しかし補助金が十分でないことから、09年度は病児保育施設の6割以上が赤字、今年度は8割前後にふえる見通しであるということが全国病児保育協議会の調べでわかったっていうことですから、国の制度はあるけれども、この病院併設型の病児保育をやろうとしたときに、やはり赤字だと、持ち出しが多くなるということ、そういう問題点があるというふうに思ってます。
 それで、私はもう少し福祉部としても、この病児・病後児保育を充実させていくための調査だとかいろんな積極性だとか、そういうことが必要だというふうに思っていますけれども、その点についてはいかがですか。


□福祉部長(川越英雄)
近隣地域や先進地域の調査等についてのお尋ねでございます。
 よりよい子育て環境づくりのためには、さまざまな調査というものは必要であると、このように考えておりまして、市戸議員御指摘の病児保育だけではなくて、病後児保育も含めまして、他都市の取り組み状況などについても調査してまいりたいと考えておりますし、またファミリー・サポート・センターの提供会員、そして利用者のアンケートなどにも取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。
 以上でございます。


■市戸ゆたか
ファミリー・サポート・センターで病児・病後児保育をやっていますので、そのサービス提供会員さんと利用者さんと含めたアンケート調査を行っていくということなので、それはそれで行っていただきたいというふうに思います。
 私、提供会員さんが函館市の子育て世代の親たちの状況を一番よく知ってるというふうに思います。私の知り合いも提供会員さんでいらっしゃいますけれども、朝の7時前からお願いされたり、それから夜の8時に急に電話がかかってきて、お父さんが帰ってこれないのでお母さんが仕事に行けないから9時までに来てほしいと、夜のですよ。それが8時に電話がかかってくるという、そういうような状況だとか、本当に今子育てしているお父さんお母さん方にとっては非常にファミリー・サポート・センターは大事な重要な支援センターだというふうに思っておりますので、そこら辺も考えていただきたいというふうに思ってます。

 先ほども言いましたけれども、ファミリー・サポート・センターに預けた方はほぼ100%満足しております。ただ、何回も言って申しわけないんですけれども、今年度からやはり幾ら減免制度ができたといっても、8時間で4,000円なんですね。それで、減免なしだと8時間で5,600円かかります。それで、ここをもう少し私は安くできないかなと。病児保育で病院併設型の病児保育を追求しながらも、それが実現できるまでの間はファミリー・サポート・センターの皆さんに頑張ってもらうしかないし、そしてそれを利用する親たちのためにそこの料金を私は安くすべきだというふうに思うんですけれども、その点についていかがですか。


□市長(西尾正範)
現在のファミリー・サポート・センターの料金設定についてのお尋ねでございます。
 ファミリー・サポート・センターでは、保育園や学校の送迎などいろんな場合にサービスを提供しておりますが、その中でも病児・病後児の預かりのサービスについては利用時間が長時間に及ぶことが多いということで、そのため利用者の料金負担が大きくなりがちであるということでありまして、平成22年度から、ひとり親家庭や低所得世帯の場合に利用料金を軽減する支援を実施したところであります。今後、利用料金のさらなる軽減につきましては、現在の病児預かりの利用状況なども踏まえながら、総合的に検討していく必要があると考えてるところでございます。


■市戸ゆたか
この議会でも人口減についていろいろ議論されております。私も、この間の函館市の子供さんの生まれてくる数がどんどん減ってきてて、やはり安心して子供を産んで子育てをしていく環境整備って非常に重要だなというふうに思っています。
 それで、私は、次世代育成の調査、いろいろ調査してますよね。その調査を見てみましたら、今、就学前の親へのアンケート調査で、緊急時どなたにも子供さんを預かるところがないというふうに答えてるパーセントが15.4%もいるんですよね。要するに、私も子育てしてきましたけれども、何かあったら親戚や親に頼ってお願いしたりしたこともありますけれども、それができないという割合が15.4%もいらっしゃるということで、就学前の子供さんの数がその時点で1万1,679人ですから、約1,800人くらいの方がそういう利用したいと、子供さんをどこにも預けられないという家庭があるということなので、これは非常に重要だというふうに思ってます。
 先ほど市長が、今年度250円に値下げして頑張ってるというふうなことで、総合的に検討していきたいということですが、やはり前向きに私は考えていただきたいというふうに思うんですけれども、もう一度市長にお聞きいたします。これを前向きに考えていっていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。


□市長(西尾正範)
市戸議員からるる現状、いろんな方の御意見やお聞きしましたので、そういうことも踏まえて、今年度、一定の支援策をとったわけなんですけれども、総合的に病児保育のあり方も含めて検討させていただきたいというふうに存じます。


■市戸ゆたか
ぜひファミリー・サポート・センターの料金も含めて、病児保育のあり方、それから病院併設型の病児保育ができるような、積極性を持ってできるようなことをしていただきたいというふうに思います。要望しておきます。
 

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