毎年、函館市長に対し予算要望を行っています。
今回は、12月に衆議院選挙がありましたので、
年を越してしまいましたが、
市民のみなさんから寄せられた要望80項目を
工藤市長に直接手渡しました。
懇談は、30分でしたので
あっ!という間でしたが、
要望に対する市長の感想が述べられました。
市民の切実な要望ですので、
慎重に検討し予算に反映してほしいです。
回答については、
第一回定例会が始まる2月下旬頃に
会派に文章で寄せられます。
(予算要望の内容は,もっと読むをクリックしてください)
2013年1月9日
  函館市長 工藤 壽樹 様
                        日本共産党函館地区委員会
                        委 員 長  高橋 佳大
                        日本共産党函館市議団
                        団   長  市戸 ゆたか 
                               (公印省略)
          2013年度 函館市予算編成ならびに市政執行についての要望
 東日本震災、福島原発事故から1年10ケ月が経過していますが、避難されている方が依然として32万人を数え復興も遅々として進まず、福島原発事故の原因究明や対策も不十分な状況が続いています。
選挙の結果、自公政権の再登場となりましたが、国が抱えている大きな問題、景気と経済、原発問題、TPP、消費税の引き上げ、憲法9条の問題など国民の要望に沿った解決が図られるのかが疑問視される情勢となっています。
 函館市が大きくかかわっている大間原発の建設についても政府は建設促進を打ち出し、建設反対を求める函館市民とって困難な情勢が生まれています。
 私たちはこうした中、市としても景気を回復させ雇用も増やすと同時に、限られた予算を有効に執行するために、市民、特に子どもたちや高齢者、障害のある方々が函館で住み続けていくためにぜひ実現していただきたい項目と国に要望していただきたい項目をまとめました。
【要望事項】
1原発とエネルギー問題
①     大間原発の即時建設中止を求めること
②     大間原発、東通原発、六ケ所村の核施設の敷地内の活断層について調査を求めること
③     大間原発の建設差し止め訴訟を起こす場合、訴訟費用の募金をすすめること
④     プルサーマル計画に反対すること
⑤     国や電源開発の情報提供を市民に迅速に知らせること
⑥     むつの核廃棄物中間貯蔵施設の建設を中止するよう求めること
⑦     原発に頼らず自然エネルギーに切り替えること
⑧     市として潮力、地熱、温泉熱、風力、水力などのエネルギー活用を進めること、また雇用対策と位置付けること
⑨     市として節電に取り組むこと
⑩     放射性物質の測定機の活用計画をたて(検査対象、回数、市民への周知)検査結果について市民に分かりやすく公表すること
2東日本震災と防災
①     被災者に対する市営住宅の貸与期限を延長すること
②     被災者に対する医療、教育への支援を強めること
③     被災者に対する雇用対策を強めること
④     函館市の防災計画作成し市民に周知すること
⑤     防災団体の整備と地域ごとの訓練を実施すること
3新幹線問題
①     札幌延伸について、沿線自治体や住民と十分話し合い了解と納得を得て進めるよう国や北海道、JRに要請すること
②     木古内函館間の在来線について、地域住民の足を守り、経済・観光発展のためにも充実させるため努力すること
③     2015年新幹線開通にふさわしい函館駅周辺の整備、街づくりをすすめること
4暮らし・健康、街づくりなど
①     公園に対する要望に市民、地域住民、子どもの意見を聞くこと
②     四季の杜公園の冬の歩くスキーコース整備を北海道に要請すること
③     市内のバス停のベンチ設置や待合所の確保など環境整備を計画的にすすめること、特にバス停近くに学校など市有地がある場合はベンチ、上屋の設置をすすめること
④     全市的に増加している入居者のいなくなった空き家の対策をすすめること
⑤     市の経済、市民の暮らしを考え消費税の導入について反対すること
⑥     身寄りのない遺体への対応について検討すること
⑦     グルメサーカスを継続し開催すること
⑧     中心市街地活性化計画に地域や市民の声を反映させること
⑨     アスベスト被害の実態を調査し公表すること
⑩     高すぎる国民健康保険料、一般会計からの繰り入れも含め引き下げのため努力すること
⑪     所得の激減、病気、倒産などの時に活用できる国保保険料の減額、免除制度をつくること
⑫     国民健康保険の窓口負担に減額・免除制度をつくること、また社会保障制度として充実させるため、国保会計に対し国や北海度の支援を求めること
⑬     税金や国保料などの滞納者に対し、差し押さえなどの強制執行に頼らず、相談と対話を中心に理解と納得を得る方法をとること
⑭     福祉除排雪の条件の拡大とボランティアの導入を図ること
⑮     市営住宅の年次建て替え計画を決めて、市民に公表し、古い住宅から順次建て替えること
⑯     古い市営住宅に手すりの設置、ドアーの取り換えなど環境整備し快適に暮らせるための予算を増額させること
⑰     市営住宅予算を増額し、空いている部屋については直ちに改修して、多数の入居希望者の要望に応えること
⑱     道営住宅で計画的に取り組んでいるオイルサーバーの取り付けについて、市営住宅でも順次計画的に実施すること
⑲     風呂つき市営住宅のお風呂について、道営住宅同様に快適なお風呂に改修すること
⑳     昭和団地通りの神山地域への延伸に伴い必要な箇所には信号機をつけること
㉑ 大腸がん検診の受診率をあげるために積極的に取り組むこと
①     亀田中野に設置を予定している管理型産業廃棄物の最終処分場と焼却施設を許可しないこと
②     専門委員会の開催に際し傍聴を認めること
③     専門委員会の内容や設置計画の進行状況について市民に詳しく公開すること
④     市民の疑問や意見に丁寧に回答すること
⑤     近隣町会に設置の進行状況について説明すること
6雇用対策
①     ルネサス北日本セミコンダクター函館工場の社員の雇用確保を函館ハローワーク等と協力しすすめること
②     住宅リフォーム補助条件の緩和と予算の増額を図ること
③     市の公共事業、業務委託、指定管理者などで働く労働者の賃金など労働環境を向上させること、北海道の最低賃金が生活保護費より低い現状から、特に最低賃金で働いている労働者には企業に改善の努力を求めること(老人福祉センター、図書館、学校給食、函館奉行所など)
④     札幌市などが2013年度から実施しようとしている公契約条例について、国の法律待ちでなく、具体的に検討をすすめること
⑤     タクシーの規制緩和に対する地域適正化計画の進行状況と実施の効果について明らかにし、生活が成り立つタクシー労働者の生活環境整備に関係機関と共同し取り組むこと
⑥     市有地に駐車している業務委託、指定管理者などの社員の駐車料金については免除すること
7中小零細企業対策
①     緊急時に必要な運転資金など、借りやすい市独自の融資制度を検討すること
②     中小零細企業との懇談を内容、回数などを充実・拡大させ、市の中小企業振興基本条例を忠実に生かすこと
8子ども子育て対策
①     民間保育園の保育士などの労働実態を調査すること
②     子社員どもの保育の充実を求め、公立保育園を残すこと
③     保育所や学童保育で障害児保育が十分できるよう保育士・指導員の人件費の補助を増やすこと
④     子ども医療費の非課税世帯にかかる初診料の一部負担金を無料にすること
⑤     学童保育にも保育所と同様減免制度を導入すること
⑥     学童保育の指導員の労働環境整備に努力すること
⑦     市制90周年に行われた高校生議会を市議会とも協議し今後も継続させること
⑧     妊婦健診、3ワクチン(ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸がん)の公費負担を継続すること
⑨     2012年度から廃止された母子家庭に対する交通料金の半額助成制度を復活させること
9教育問題
①     ロシア極東大学函館校の存続に援助すること
②     学校私有地に駐車する職員の駐車料金の有料化から学童保育の指導員や学校給食の委託労働者など低賃金労働者については免除すること
③     特別支援員の配置数を増やすこと
④     多発するいじめに対し有効な対策を立てること
10高齢者・障がい者対策
①     2012年度から実施された交通料金の助成制度について元の制度に戻すことも含め、見直しの検討をすること
②     1年間実施した交通料金の助成制度の実績について市民に公表すること。また実績にを関係団体(障害者、高齢者団体など)に示し懇談すること。
③     谷地頭老人福祉センターのお風呂のレジオネラ菌の発生原因の究明と対策を立てること
④     視力障がい者に対する同行援護制度について、利用者の意見をよく聞き、先進都市並みに利用しやすい制度にすること
⑤     介護保険料の軽減と減免制度の充実をはかること、また高齢者に対する市独自のサービス提供を導入すること
⑥     孤立死、孤独死の実態把握の取り組みを強め、対策を立てること
⑦ 高齢者住宅への入居費の補助を検討すること
11平和問題
①     核兵器廃絶平和都市宣言にふさわしく平和予算の増額と行事の拡大を図ること
②     核兵器廃絶の国際署名に自治体としても協力すること
③     商業港である函館港に軍艦の入港をさせないこと
④     外国艦船の入港に当たっては非核神戸方式を適用すること
⑤     世界から核兵器を廃絶するために努力すること 
12市の機構や財政問題
①     景気対策を強め、市税の増収を図ること
②     生活保護者の増加に見合う職員配置を行い、きめ細かいサービスを充実させること
③     市の建設関係部局に技術職員を継続的に採用すること
④     市の公園の維持管理が各部局に分散しているので、一元化し、市民の要望に応えると同時に、効率的行政をめざすこと

 
 
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